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博士の愛した数式 [ 小川洋子(1962-) ]のレビューは!?
20代 女性さん
とても温かい気持ちになれる、よい本に出合えたと思っています。 学生時代から数学は好きな教科でしたが、これを読んでもっと好きになりました。 映画版も気になって見に行きましたがそちらもよかったです。
30代 女性さん
この作家さん独特の、硬質の文体と静謐な雰囲気がとても好きです。
年齢不詳さん
同じ苦しみをもつ方の気持ちに少しでも近付けたら言いと思い、よみます。
40代 男性さん
娘の夏休みの宿題で購入しました。推奨図書になっているとのことでした。今読んでます。
20代 男性さん
文庫になってお求め安くなりました。 作品は全体的に暖かな空気が流れています。 ところで、数学嫌いのかた…。 タイトルだけで避けていませんでしたか? そんなかたでも大丈夫。安心してお読みください。 数学が好きになるかもしれません。 ただ、数学ができるようになるわけでは ありませんのであしからず。 一瞬、私も数学できるかも…と思ったのですが、 それは錯覚でした。SPI試験ボロボロ(>_<)
30代 女性さん
映画化されたので、興味を持ちました。
20代 男性さん
よかったです。 最近私生活や仕事で、疲れやストレスが溜まっていて、 映画になって初めて知ったこの本をなんとなく買ってみました。 それが、すごく心の温まる話で引き込まれました。 電車の中で読みながら微笑む自分に気付く時もありました^^ 博士の一生懸命なところや、√が以外に大人ですごくやさしい所などなど、 描写も好きです。 世間の荒波に、ちょっと一息付きたい人に一度読んでもらいたいです。 大泣きする感じではなく『じぃ〜〜ん』と来ます。
年齢不詳さん
難病患者をめぐる感動のドラマか、と身構えて読んだのですが、湿度の低い淡々とした筆致であったことにかえって好感を覚えました。 「博士」の症状はむしろ世界に秩序を与えるルールのひとつであり、彼自身が一個の数式として生を全うしていることが、この小説の静謐なシステムを形作っているのでしょう。 私たちは誰もがそれぞれに与えられた多様な前提の中で(母子家庭とか)幸福を探すべく人生を送っているのですが、どのような条件の下でも人は最適解を出すことができる、というメッセージを私はこの物語から受け取りました。愛すべき小説です。
年齢不詳さん
映画を見て、じっくり言葉をかみ締めたくて買い求めました。読みやすい文体で、もちろん、映画より何倍も能弁で、心に沁みました。心穏やかになる作品です。まだ途中ですが、原作を読んでみたくなる映画でした。他人にお奨めは滅多にしませんが、これだったら軽く読めるので、忙しい友人が電車の中等でホッと出来るプレゼントにいいかもしれません。
30代 女性さん
数学が苦手なので、興味を持って購入。大変面白く、すらすらと楽しく読んでしまった。8時間きり記憶を保てない博士と、子持ちの家政婦という設定が、最初は??だったのですが、彼女が持ち出される数学に取り組む姿勢、性格の良い息子、天才学者にいつしか慕情を感じる主人公と、博士の恋人というトライアングルの構成がさりげなく見事。数式の解き方をこういう楽しく見る方法があるというのも知りました。 数学の得手な方には物足りないかもしれませんが、物語の中で、友愛数などということを恥ずかしながら今頃知って、数学は美学であるといった岡博士を思い出します。 また、登場人物が、大変興味深い関係であり、微笑ましくもあり、その中に数学的な関係が織り込まれているのも素晴しい。後味も良く、数学にもう一度チャレンジする気持ちになりました。